85歳、女性の回復力
こんばんは。
整体院ハンドオンハンドの森下です。
いや〜、驚きました!
もともと頚部〜肩甲骨〜上腕の痛みにお悩みだった女性が今日で3回目の施術になりました。施術中はもちろんのこと、施術後に動作を確認するんですが、全く痛い表情をしないんです。可動域でいうと、肩関節屈曲が右側は150度→180度に改善、左側は120度→160度。しかも、痛みなし。
何歳になってもきちんとメンテナンスしてあげると良くなります。
メンテナンスと言えば、自動車ですが、最近の自動車は昔に比べてメンテナンスフリーになっています。しかし、最近はタイヤトラブルが増えているようです。JAFの要請依頼件数を見てみると、
2013年:32万5846件(全体の13.32%)
2014年:33万2974件(全体の14.36%)
2015年:35万2183件(全体の15.55%)
2016年:37万5969件(全体の16.27%)
2017年:39万1799件(全体の16.96%)
その原因は空気圧不足(セルフスタンドが増え、自分でチェックしなくなった)、劣化(サイドウォールのヒビ割れなどを自分でチェックしない)などメンテナンス・マネジメントが圧倒的に不足していることです。
ヒトの身体もきちんとメンテナンスしてあげないと最高のパフォーマンスは発揮できません。
今回ご紹介する女性はメンテナンスによって最高のパフォーマンスが発揮できるようになった良いお手本だと思います。
さて、治療のポイントは
初回:肩甲挙筋と斜角筋が硬かったので、この2つの筋を丁寧に緩めました。
これが斜角筋です。
深層にあるインナーマッスルです。
頚部の側屈や前屈、伸展に関与しています。呼吸器疾患の患者さんはここで呼吸を代償します。
こちらは肩甲挙筋です。
肩こりの元凶ともいうべき筋肉です。作用は肩の挙上になりますので、緊張しやすい性格やパソコン、運転、荷物を持つ際に肩が上がってしまう方はこれが原因になることが多いです。
2回目:初回同様に肩甲挙筋と斜角筋。加えて上腕二頭筋長頭、後頭下筋群
これが後頭下筋群です。
頭重感の根本原因になります。
触診が難しく、触診できる治療家は少ないです。
これが上腕二頭筋長頭です。
力こぶの筋肉ですね。
五十肩(肩関節周囲炎)の原因の一つになっています。
3回目:ローテーターカフ(回旋筋腱板)
肩甲骨と上腕骨を連結しているインナーマッスルになります。
日常生活で酷使されるため、軽い肩こりの方はここに痛みや押されると気持ち良い感覚があります。
この3回で著明に改善しました。初めて来たときには痛くてかなり顔をしかめながら肩を動かしていました。可動域でいうと、肩関節屈曲が右側150度、左側110度でした。それが右側180度、左側160度まで動きますし、痛みを伴わないのが一番ですよね。
この女性の笑顔が最高に可愛いんです。
来週もまた予約をとって帰られたので、素敵な笑顔を見たいと思います。
整体院ハンドオンハンド
森下
090−2980−4323
浜松市中区天神町23−12ライブM天神1階