なぜ痛みは戻るのか?
こんにちは。
整体院ハンドオンハンドの森下です。
ストレッチやマッサージを受けたにも関わらず痛みが戻ってしまうことって結構ありますよね?
痛みの原因はその人の姿勢によってそれぞれ違います。解剖学書によっては筋肉は全身で800を超えると言われています。その人特有の姿勢(クセ)があるので、負担のかかる筋肉は違ってくるのです。このような人の場合、比較的経過が長いのが特徴です。
整体院に来る前にご自身で痛みの出る場面(何をしたときに痛いのか?・どこが痛いのか?・どこが硬くなっているのか?・いつから痛いのか?・痛くない時間は何をしている時か?・どれくらいの強さか?どんな種類の痛みか?)についてよく確認していただけると非常に理解しやすいです。
「よくわからないけど、痛いです」と言われると、非常に困ります。太平洋で真鯛1匹だけ釣り上げるのに近いです。釣りをするにも季節や糸の長さ(深度)、エサの種類、場所などを考えると思います。
なるべく細かく教えてくださいね。
肩こりや腰痛などで、骨格筋に持続的な筋緊張(硬結・重積)がみられることがあります。その原因は不良姿勢・ストレス・不安・精神的な緊張などと考えられます。このような持続的筋緊張(硬結・重積)のある部位には多くの場合コリや痛みを感じます。
このような痛みは筋組織の虚血とそれがもたらす骨格筋の反射性収縮および交感神経系の興奮とが相互に増強しあって起こる痛みの悪循環によって生じます。
そのメカニズムは
骨格筋の持続的な収縮は、そこに分布する血管を締め付け、その部位に虚血をもたらします。これによって組織では酸素やエネルギーの不足が生じ代謝が亢進する。その結果、局所には代謝産物が蓄積され、その一部が発痛物質としてはたらき、侵害受容器を興奮させ筋肉の痛みが生じます。
侵害受容器からの求心性一次ニューロンは脊髄後角で側枝を出す。これらは同一分節内の交感神経節前ニューロンやα運動ニューロンにシナプスを形成しており、侵害受容器からのインパルスは交感神経系や体性運動神経を興奮させます。
その結果引き起こされる交感神経系の興奮は血管収縮に作用し、組織の虚血は一層亢進される。また体性運動神経の興奮は周囲の骨格筋収縮をもたらし、より広い領域の骨格筋が緊張を強いられます。
これによって組織の虚血と筋緊張の亢進が、発痛物質の停滞をより促進し、侵害受容器の興奮を高めるという悪循環のサイクルが形成されます。
整体院ハンドオンハンド
森下
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