多面的効果のある経穴(ツボ)22選
こんにちは。
整体院ハンドオンハンドの森下です。
今日は鍼灸師の資格を活かしたツボについてお伝えしたいと思います。
東洋医学では左右それぞれに12個の経絡と2つの中心を通る経絡があります。
手の太陰肺経(11穴)、手の陽明大腸経(20穴)、足の陽明胃経(45穴)、足の太陰脾経(21穴)、手の少陰心経(9穴)、手の太陽小腸経(19穴)足の太陽膀胱経(63穴)、足の少陰腎経(27穴)、手の厥陰心包経(9穴)、手の少陽三焦経(23穴)、足の少陽胆経(44穴)、足の厥陰肝経(14穴)、任脈(24穴)、督脈(28穴)
全部で357穴あります。その中でも様々な効果のある厳選22穴をご紹介したいと思います。
1.三陰交‥‥脾経で内果の上方4横指の脛骨内縁。肝・脾・腎が交わる経穴であり、全ての婦人科疾患に適用される。
2.委中‥‥膀胱経で膝の真後ろにあり、腰背部全面の痛みに対する特効穴。
3.足三里‥‥胃経で膝を60°に曲げ、右は右手、左は左手の母指と示指を広げてこれを膝蓋骨上際に当て、中指頭の当たるところ。
4.陽稜泉‥‥胆経で腓骨頭前下方のくぼみのところ。筋肉(筋肉痛、神経痛、関節炎、下肢の筋肉衰弱、半身不随、腰痛、下肢外側部痛)に関連する一切に適用される。
5.陽交‥‥胆経で外果の上方7寸、腓骨前縁の筋間。陽稜泉の補助穴。胃・胆・膀胱に用いられる。
6.懸鐘‥‥胆経で外果の中心より4横指、骨の前縁のところ。骨髄ことに脊髄に作用する。骨の痛み(特に下肢の骨の痛み)、足首捻挫および骨髄炎、脊髄炎、中風などに適用され、下肢の血液循環を促進し下肢の冷えの特効穴。
7.伏兎‥‥胃経で大腿前外側にあり、膝蓋骨外上角の6寸上方のところ。動脈と静脈に作用し、下肢の血液循環の調整、関節炎、婦人科全般に適用される。
8.三陽絡‥‥三焦経で手首の横紋より4寸で橈骨と尺骨の骨間中央。大腸・三焦(リンパ、ホルモン)・小腸に適用される。
9.合谷‥‥大腸経で母指中節骨と示指中節骨の出会ったくぼみのところ。全ての眼科疾患、高血圧、脳充血、耳鳴り、歯痛などに適用される。血管系疾患、てんかん、小児のひきつけ、神経衰弱、化膿性疾患、腸や舌の疾患の特効穴。
10.郄門‥‥心包経で手首の横紋より5寸。心・肺・気管に適用される。
11.孔最‥‥肺経で肘を曲げて上腕二頭筋を緊張させ腱の橈側で肘の横紋のくぼんだところ。肛門(痔)疾患、呼吸器疾患、熱性疾患で発汗不良の時の特効穴。
12.太淵‥‥肺経で手首の内側横紋上のところ。動脈の血液循環の調節する作用があり、動脈の緊張緩和に適用される。
13.大堆‥‥督脈で第7頸椎のすぐ下の窪み。病気の予防、滋養強壮に適用される。
14.大杼‥‥膀胱経で第1胸椎の下のくぼみから外側2横指のところ。骨組織、関節および脊椎の一切に適用される。
15.身柱‥‥督脈で第3胸椎棘突起のすぐ下のところ。小児病(呼吸器系、神経系)、消化不良、てんかん、喘息、肩背痛に適用される。
16.膈兪‥‥膀胱経で左右の肩甲骨下縁を結んだ線上の第7・8胸椎棘突起間の外側2横指のところ。血液に作用し静脈の血液循環の調整や静脈出血の特効穴で喘息・血の病・婦人病に適用される。
17.命門‥‥督脈で大2腰椎棘突起のすぐ下のところ。小児病(かんむし、自律神経失調症)、喘息などに適用される。
18.膻中‥‥任脈で胸部、乳中の中間。横隔膜および精神機能に作用し肺の気を整える。一切の気病(神経性の病、神経症、ヒステリー、うつ)、心臓病、狭心症、肋膜炎など胸の病全般に適用される。
19.中脘‥‥任脈でみぞおちとへその中間。六腑(胃・大腸・小腸・胆・膀胱・三焦)に適用される。特に全体の経絡を司る経穴。
20.章門‥‥脾経で第11肋骨の先端下部。六臓(肺・心包・心・肝・脾・腎)に適用される。皮膚病、肝臓肥大症、腹水、胃下垂、十二指腸潰瘍の特効穴である。
21.翳風‥‥三焦経で耳の後ろのくぼみのところ。目眩、耳鳴り、歯痛、顎関節痛、中耳炎、偏頭痛、顔面神経麻痺、眼科疾患などに適用される。
22.百会‥‥督脈で頭頂部にあり、両耳の上端を結んだ線と交わったところ。頭部および精神的な病気に適用され、痔(出血)にも特効がある。
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