正しい姿勢とは?
こんばんは。
整体院ハンドオンハンドの森下です。
運動学という分野において理想とされる姿勢が示されています。
真正面から見た場合(前額面)と真横から見た場合(矢状面)に重心が通る身体の部位で判断します。
前額面では指標となる高さを比較します。
両目は同じ高さか?両耳は同じ高さか?両肩は?両骨盤は?など
そこに左右差があると、どちらかが筋・筋膜は引っ張られます。
例えば
このような姿勢だと左肩が上がり、左腰部の筋肉が伸ばされています。
筋膜は全身をメッシュ状の膜が覆っていますから、歪みますよね。
さらに、人間の身体は自動調整能力があります。
どういう事かというと、右に寄り過ぎているので、左に戻そうと筋肉が勝手に働いてくれます。いつも左図のような姿勢だと、左腰部筋に負荷がかかり過ぎます。筋疲労を起こして痛みとなります。
矢状面ではどうでしょうか?
お年寄りによく見られる姿勢ですよね?
背中が丸く(円背)なり、骨盤は寝ています(骨盤後傾)。そして、股関節や膝関節は軽く曲がっています。
そうすると筋肉の働きはどうなるでしょうか?
背筋を伸ばそうと背中の筋肉は働き続けます。
股関節では付け根の筋肉(腸腰筋)は短縮し、大殿筋は働き続けます。
膝関節では大腿四頭筋とハムストリングスはともに働き続けます。
さらに、肩の方を見てみるとこのような姿勢では巻き方になります。
肩からも、体幹からも、股関節からも、膝関節からも原因となる筋肉の過負荷がありますよね。
だから、腰が痛いときに、腰をいくら揉んでも良くならないんです。
肩こりも同じですよね。肩以外のところに本当の原因があります。
姿勢、左右差、重心は非常に重要です。