腰部脊柱管狭窄症の原因はこれ
こんにちは。
整体院ハンドオンハンドの森下です。
高齢者の約1割に見られる(約600万人;石元ら和歌山医大.2016)という腰部脊柱管狭窄症についてお伝えしたいと思います。
高齢者に多いこんな姿勢
頭頚部が前方に突出している
背中が丸い
骨盤が寝ている
股関節が少し曲がっている
膝関節が少し曲がっている
この姿勢がどんな痛みを出すのでしょうか?
頭頚部が前方に突出している→首・肩の筋肉に負担
背中が丸い→背中の筋肉に負担
骨盤が寝ている→腰椎を固定する筋肉に負担
股関節が少し曲がっている→お尻の筋肉に負担
膝関節が少し曲がっている→太ももの筋肉に負担
ここで考えなければならないのが、筋力低下です。
20歳頃をピークに筋力低下は進行します。
その中でも抗重力筋(立位を保持するのに必要な筋肉)の筋力低下は姿勢・動作に影響を与えます。比較的殿筋群は筋萎縮しにくいといわれていますが、10歳代と80歳代では雲泥の差がありますよね。1日の6割〜7割を座位で過ごす高齢者は大殿筋の筋力低下が著明なのかもしれません。
上図の姿勢では筋力低下している大殿筋に負担がかかるわけですから、2倍の負担になっています。なので、大殿筋または筋膜を調整するだけでよくなる例は非常に多いです。
これが2次的な、3次的な原因と考えています。
では、1次的な原因とは?