浜松市東区にお住いの腰から左殿部の痛みで仰向けが辛い女性
こんにちは。
整体院ハンドオンハンドの森下です。
先日、お電話をいただき、昨日ご来院されました。
疼痛部位はこちらです。
殿部で疑ったのは梨状筋、内閉鎖筋、仙腸関節、大殿筋(仙結節靭帯)でしたが、いずれもハズレでした。
当院に来る前に自分で坐骨神経痛ではないかという疑いのもと、ネットで検索し、当院を選んでくれたようです。
以前にも調べて行ったそうですが、整体なのに、ストレッチしかしてくれなくて、何にも変わらなかったということでした。
問診では出産後6ヶ月ということで、骨盤のズレも考えられます。今回の症状は違いますけどね。
症状は仰向けから起き上がる時や寝返る時に腰から左殿部が痛いということでした。腰痛でメジャーな原因筋がどうも怪しいです。仰向けが辛いということからうつ伏せで施術開始しました。殿筋を探りますが、これという原因は見つかりませんでした。腰部は左右ともガチガチだったので、こちらは予防的に緩めておきました。しかし、左右で原因は異なり、左側は殿部および大腿後面に原因があり、中腰や体軸に偏りがあることが考えられます。右側は姿勢(猫背)が原因でした。
背側に原因がなければ腹側ですね。その前に簡単にチェックしました。せっかくうつ伏せになってくれているので、膝を曲げてみました。ビンゴです!右側は少し硬いくらいですが、左側は抵抗します。痛いんでしょうね。
最も辛い姿勢である仰向けになってもらいました。これで原因が違っていたら最悪です。起き上がるのに辛いからです。
左大腰筋を緩めると、寝返りがスーッとできるようになりました。しかし、ゼロではないとのことで、次は腸骨筋です。こちらは緩めると、「えっ、起き上がっても痛くない」とのことでした。
腸骨筋
起始:腸骨窩の上部2/3、腸骨稜、前仙骨靭帯、腸骨翼
停止:大腰筋腱、小転子、股関節包、大腿骨体
関連臓器:副腎
経絡:少陰腎経、太陽膀胱経
初めての施術で原因を突き止められるのはハッキリ言って珍しいです。というのも、細かい解剖学書によると、全身の筋肉は800を超えるとも言われています。スタンダードな解剖学書で600を超えると言われています。
姿勢や日常生活の中から、この中の一つを見つけ出さなければならないので、困難を極めます。肩こりの原因が足首にあったなんてこともザラにあります。
しかし、この女性はたった1回で根本原因を見つけることができ、緩めることもできました。この女性も、私も嬉しかったです。
セルフケア(腸腰筋のストレッチ、殿筋の筋トレ)をお教えして、終了としました。
整体院ハンドオンハンド
森下
090−2980−4323
浜松市中区天神町23−12ライブM天神1階