ムチ打ちを放置するとこんなことに
こんばんは。
整体院ハンドオンハンドの森下です。
私の整体院があるのは浜松市(居住地は磐田市)ですが、日本の自動車・バイクの主要メーカーのうち、ホンダ・スズキ・ヤマハの大きな工場があり、完全なクルマ社会です。東名高速が走っているので、県内の交通事故数も多いです(2017年交通事故の多い県ランキング第5位;全国平均の2倍以上の件数)。
2017年は全国で交通事故発生件数が472,165件だったそうです。そのうち、追突事故は35.5%の167,619件でした。
追突事故といえばムチ打ちですね。病院に勤務していると頻繁に頸椎カラーをしている人を見かけます。
事故の瞬間、頭頚部を前後または左右に大きく振られます。その影響で頚部の筋肉が非常に強く働き、または強く引き伸ばされ、前後左右にアンバランスをきたします。
激しく前後または左右に頭部が揺さぶれれます。その後、防御的に筋肉は硬くなります。この状態がムチ打ち症ということになります。
病院に行っても決まりきった痛み止めと湿布です。それでも改善しなければリハビリで頚椎牽引です。
これでは良くなりようがないですね。
そのまま様子をみるだけでは筋肉は硬くなったままなので、椎骨動脈を絞扼してしまいます。そうすると、バレ・リュー症候群という自律神経症状を伴う頚部痛になってしまいます。
こうなってしまうと、薬と牽引ではまず良くならないと思います。
頚椎の真横にあるピンク色になっている血管が椎骨動脈です。
自律神経症状とは頭痛、めまい、耳鳴り、不眠、倦怠感など多様な症状のことを言います。二日酔いみたいな症状と理解しても良いかもしれません。
少し経過が長くなります。改善するので後遺障害は認定されませんが、スパッと改善したいか半年前後辛い思いをするかの選択になろうかと思います。
そんなバレ・リュー症候群には頚最長筋を緩めることをオススメします。
場所はココです。
オレンジ色の筋肉です。
ここを緩めることができればかなり楽になれます。